おでこや鼻はテカっているのに、頬や口元はカサつく。「ベタつくから脂性肌なのかな?」と思ってさっぱり系のケアにすると、今度は乾燥が気になる……。
こんな状態だと、いったい自分は脂性肌なのか乾燥肌なのか、分からなくなりますよね。
でも、顔全体がいつも同じ状態とは限りません。おでこや鼻はベタつきやすいのに、頬や口元では乾燥を感じることもあります。
大切なのは、「ベタつくから保湿しない」「乾燥するからたっぷり塗る」と決めつけないこと。まずは、どこがベタついて、どこが乾燥しているのかを見ながら、いつものスキンケアを一緒に振り返ってみましょう。
顔はベタつくのに乾燥するのはなぜ?
顔がテカっていると、「皮脂が多い=乾燥していない」と思ってしまいませんか?
ところが、実際には顔の中でもベタつきを感じる部分と、乾燥を感じる部分が分かれることがあります。
まずは「私は脂性肌」「私は乾燥肌」と決める前に、今どこにどんな不快感があるのかを確認してみましょう。
顔全体が同じ肌状態とは限らない
鏡を見たとき、おでこや鼻はテカっている。でも、頬を触るとカサついていたり、口元につっぱる感じがあったりする。
こうした場合、「顔がベタつく」というだけで顔全体を同じようにケアすると、しっくりこないことがあります。
まず見てほしいのは、「顔がベタつくか」ではなく「顔のどこがベタつくか」です。
同じように、乾燥についても「顔が乾燥する」ではなく、「頬なのか、口元なのか、顔全体なのか」まで確認してみてください。
これだけでも、今までのスキンケアが自分に合っていたのか考えやすくなります。
皮脂が気になって洗いすぎていることも
顔のベタつきが気になると、つい「もっときれいに洗わなきゃ」と思いますよね。
朝晩しっかり洗っているのに、昼になるとまたテカる。すると洗顔料を増やしたり、念入りにこすったり、さっぱり感の強い洗い上がりを求めたりしがちです。
でも、ベタつきが気になるからといって、洗えば洗うほどよいわけではありません。
洗顔料の使用量、お湯の温度、洗う時間、肌への触れ方など、毎日の洗顔方法も一度確認してみましょう。
季節や過ごす環境によっても感じ方は変わる
「夏は顔全体がベタつくのに、冬になると頬だけカサカサする」という人もいるのではないでしょうか。
また、暑い季節でもエアコンの効いた室内で長時間過ごしていると、「鼻はテカるのに頬は乾燥が気になる」ということもあります。
一年中ずっと同じスキンケアを続けるのではなく、季節やその日の状態を見ながら調整することも考えてみてください。

「肌の内側が乾燥している」ってどういうこと?
顔のベタつきと乾燥について調べていると、「インナードライ」という言葉を見かけることがありますよね。
「肌の表面はベタベタしているのに内側は乾燥している」と説明されることもあり、「もしかして私も?」と思った人もいるかもしれません。
「ベタつく=インナードライ」と自己判断しない
ここで気をつけたいのは、顔がベタつくという理由だけで「私はインナードライだ」と決めつけないことです。
ベタつきや乾燥の感じ方は、顔の部位や季節、使っている化粧品、洗顔方法などによっても変わります。
「インナードライかどうか」という名前をつけることより、自分が実際にどこで何を感じているのかを確認するほうが、毎日のケアには役立ちます。
ベタつく場所と乾燥する場所を分けて確認する
スキンケアをする前に、一度鏡を見てみましょう。
- おでこはベタつく?
- 鼻や小鼻はテカる?
- 頬はつっぱる?
- 口元はカサつく?
- あごはベタつく?それとも乾燥する?
こうして部分ごとに見ていくと、「顔全体がベタベタすると思っていたけれど、実際にはTゾーンが中心だった」と気づくことがあります。
反対に、乾燥も頬と口元だけだった、ということがあるかもしれません。
自分の状態が分からなくなったときほど、まずは細かく分けて見てみてくださいね。
ベタつくのに乾燥する人がやりがちなスキンケア
「ベタつきも乾燥もどうにかしたい」と思うほど、スキンケアを頑張りたくなります。
でも、その頑張り方が今の肌に合っているとは限りません。思い当たるものがないか確認してみましょう。
ベタつくから何度も洗顔する
朝に洗顔したのに、お昼にはもうテカっている。「ちゃんと洗えていなかったのかな?」と思ってしまいますよね。
だからといって、ベタつくたびに洗顔料で顔を洗うという考え方には注意が必要です。
回数を増やす前に、まず普段の洗顔方法を確認してみましょう。
さっぱりするまでゴシゴシ洗う
洗顔後に肌がキュッとするくらいのほうが、「きれいになった!」という感じがする人もいるでしょう。
でも、さっぱり感を求めて強くこする必要はありません。
泡立てて使う洗顔料なら十分に泡立て、肌への摩擦をできるだけ増やさないように洗いましょう。
ベタつくから乳液やクリームを使わない
「化粧水まではいいけれど、乳液を使うとベタベタするから苦手」という人も多いのではないでしょうか。
特に朝は、そのあとに日焼け止めやファンデーションを使うので、重たく感じることもありますよね。
ただ、「ベタつく=保湿アイテムは全部不要」と単純に考えるのではなく、使用量や使っているアイテム、塗る部分などを確認してみましょう。
乾燥する部分もベタつく部分も同じ量を塗る
化粧水を顔全体につけて、乳液も顔全体に同じ量。クリームも同じように……。
もちろん、商品の基本的な使用方法を守ることは大切です。
そのうえで、頬や口元の乾燥が気になるのに、Tゾーンのベタつきだけを基準に保湿を減らしていないか確認してみてください。
反対に、頬が乾燥するからと、ベタつきやすい部分まで何度も重ね塗りしているケースもあります。
乾燥が気になって何度も重ね塗りする
頬がカサつくと、「まだ足りないのかな?」と化粧水やクリームを追加したくなりますよね。
でも、たくさん使うこと自体を目的にする必要はありません。
まずは使用している商品の目安量を確認し、それでも乾燥やベタつきが気になるなら、量だけではなくアイテムの組み合わせも振り返ってみましょう。

保湿するとベタベタするのはなぜ?
「乾燥するから保湿したい。でも、保湿すると顔がベタベタする」
これが一番困りますよね。
保湿そのものをやめる前に、使っている量やアイテムの組み合わせを一度整理してみましょう。
使う量が自分に合っているか確認する
化粧水も乳液もクリームも、「たっぷり使ったほうがよさそう」と自己流で増やしていませんか?
まずはメーカーが案内している使用量を確認してみてください。
特に新しい化粧品を使い始めたときは、以前の商品と同じ感覚で使わず、その商品の使い方を確認することが大切です。
アイテムを重ねすぎていないか確認する
化粧水、美容液、乳液、クリーム……。美容に気を使うほど、アイテムが少しずつ増えていくことがあります。
「どれも必要そうだから」と重ねているうちに、スキンケア後のベタつきが気になっていることも。
そんなときは、いきなり全部やめるのではなく、何をどのくらい使っているのか一度整理してみましょう。
顔全体を同じように考えなくてもいい
「鼻はすぐテカるけれど、頬は乾燥する」という場合、顔全体をまったく同じ状態だと考える必要はありません。
使用する商品の説明を基本にしながら、どこに乾燥を感じているのか、どこがベタつきやすいのかを意識してみてください。
この「部分ごとに見る」という考え方が、ベタつきと乾燥の両方が気になる人にはとても大切です。
ベタつきと乾燥が気になる人のスキンケアの見直し方
ここまで読んで、「じゃあ、結局どうすればいいの?」と思った人もいるでしょう。
難しく考えなくても大丈夫です。今使っている化粧品を全部買い替える前に、毎日のケアを順番に確認していきましょう。
まずは洗いすぎていないか確認する
最初に見直したいのが洗顔です。
ベタつきが気になるからと洗顔回数を増やしていないか、熱すぎるお湯を使っていないか、指でゴシゴシこすっていないか確認します。
新しい化粧品を追加する前に、まず「落とすケア」から振り返ってみましょう。
化粧水は商品の適量をやさしくなじませる
「乾燥しているから、とにかくたくさん」という使い方ではなく、まず商品の使用方法に沿って使います。
コットンや手など推奨されている使い方も商品によって異なるため、パッケージやメーカーの案内を確認しましょう。
ベタつくからと保湿を全部やめない
乳液やクリームを使ったあとのベタつきが苦手だと、「もう化粧水だけでいいかな」と思ってしまいますよね。
でも、ベタつきが気になるときは、保湿ケアそのものをゼロにする前に、使用量やアイテムの使用感、重ね方を確認してみましょう。
乾燥する部分は丁寧に確認する
頬や口元がカサつくなら、その部分を無視してTゾーンのベタつきだけを基準にケアを決めないことも大切です。
スキンケア後だけでなく、数時間後にどこが乾燥するのかも見てみると、自分の傾向が分かりやすくなります。
ベタつきやすい部分も観察する
反対に、Tゾーンが気になるなら「いつからベタつくのか」を見てみましょう。
スキンケア直後からベタベタするのか、朝は気にならないけれど昼からテカるのかでは、見直したいポイントも変わってきます。
「ベタつく」という感覚だけで終わらせず、時間まで確認するのがコツです。
朝と夜でスキンケアを同じにしなくてもいい?
朝も夜も毎日まったく同じケアをしている人もいるでしょう。
もちろん、それで快適なら無理に変える必要はありません。
ただ、「朝はベタベタする」「夜は乾燥する」など違いがあるなら、それぞれの状況を確認してみる価値があります。
朝はメイクや日焼け止めとの組み合わせも確認
朝はスキンケアだけで終わりではありませんよね。
そのあとに日焼け止め、化粧下地、ファンデーションと重ねる人も多いでしょう。
「朝だけベタつく」という場合は、乳液だけを見るのではなく、そのあとに使っているアイテムまで含めて確認してみてください。
夜はその日の状態を見てみる
帰宅した日の肌を毎日じっくり見ることは、意外と少ないかもしれません。
「今日は頬がいつもよりカサつく」「今日はTゾーンのテカりが気になる」など、スキンケア前に少し観察してみましょう。
毎日同じだからと思い込まず、その日の状態を見る習慣をつけると変化にも気づきやすくなります。
季節が変わったら使用感も確認する
冬にちょうどよかったクリームが、夏には重たく感じることもありますよね。
反対に、夏に使いやすかったケアでは冬に頬の乾燥が気になることもあります。
長く愛用している化粧品でも、「今も使いやすいかな?」と季節の変わり目に振り返ってみるといいでしょう。
脂性肌?乾燥肌?分からないときのチェックポイント
「結局、私は何肌なの?」と気になっている人は、無理にひとつのタイプに当てはめる前に、次の項目をチェックしてみてください。
- どこがベタつく? 顔全体なのか、おでこ・鼻などTゾーン中心なのか
- どこが乾燥する? 頬・口元なのか、顔全体なのか
- いつベタつく? スキンケア直後なのか、昼や夕方なのか
- いつ乾燥する? 洗顔直後なのか、時間が経ってからなのか
- 何を使ったあとに気になる? 乳液、クリーム、日焼け止め、メイク後など
- 季節によって変わる? 夏だけ、冬だけ、それとも一年中なのか
こうして見ていくと、「脂性肌か乾燥肌か」という二択より、自分の状態を具体的に把握しやすくなります。
1日だけでは分かりにくければ、数日間「昼は鼻がテカった」「夜は頬がカサついた」など簡単にメモしてみるのもいいですよ。
こんなときはセルフケアだけで判断しないで
ベタつきや乾燥が気になると、洗顔料や化粧水を次々に試したくなるかもしれません。
ただし、赤みや強いかゆみ、痛み、皮むけ、湿疹のような症状などがある場合や、気になる状態が続く場合は、化粧品だけで何とかしようとせず、皮膚科などの医療機関への相談を検討してください。
「もっと保湿すればいいのかな」「もっと洗えばいいのかな」と自己判断でケアを増やし続けないことも大切です。
顔のベタつきと乾燥についてよくある質問
顔がベタつくのに乾燥するのは脂性肌?
顔がベタつくという理由だけで脂性肌と決めることはできません。
顔全体なのかTゾーンだけなのか、頬や口元には乾燥を感じるのかなど、部位ごとに確認してみましょう。
肌の表面がベタベタするのに内側が乾燥していることはある?
「表面はベタつくのに乾燥感がある」という悩みから、インナードライという言葉を目にすることがあります。
ただ、ベタつきだけを理由に自己判断するのは避けたいところです。
どこがベタつくのか、つっぱりやカサつきはどこにあるのか、普段どんなケアをしているのかを整理して考えてみましょう。
保湿するとベタベタするなら乳液はいらない?
「ベタつくから乳液は不要」と一律に決める必要はありません。
まずは商品の使用量や使用方法、ほかのアイテムとの重ね方を確認しましょう。
使用感がどうしても合わないなら、自分が続けやすいテクスチャーのアイテムを検討する方法もあります。
皮脂が多いなら保湿しないほうがいい?
皮脂が気になるという理由だけで、保湿ケアをすべてやめるとは考えないほうがよいでしょう。
ベタつく部分だけを見るのではなく、頬や口元などに乾燥を感じていないかも確認しながら、自分の状態に合わせて考えることが大切です。
朝だけ顔がベタつくのはなぜ?
朝起きたときのベタつきが気になる場合は、前日のスキンケア、寝室の環境、朝の洗顔方法など、いくつかの要素を確認してみましょう。
朝だけ気になる場合は、日中のベタつきとは分けて考えると原因を整理しやすくなります。
まとめ|ベタつきと乾燥は顔全体を同じように考えないことが大切
おでこや鼻はベタつくのに、頬や口元は乾燥する。そんな状態だと、「私は脂性肌?それとも乾燥肌?」と迷ってしまいますよね。
でも、無理にどちらかひとつに決めなくても大丈夫です。
- どこがベタつくのか
- どこが乾燥するのか
- いつベタつくのか
- いつ乾燥するのか
- 何を使ったあとに気になるのか
まずはここを確認してみましょう。
「ベタつくからもっと洗う」「乾燥するからもっと塗る」と極端に考えるより、洗顔方法や使用量、アイテムの重ね方をひとつずつ振り返るほうが、自分に合ったケアを見つけやすくなります。
今夜のスキンケアでは、まず鏡を見ながら「Tゾーンと頬、本当に同じ状態かな?」と確認してみてくださいね。

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